公共空間に最もふさわしいサウンドデザインを施し、快適性あふれる音空間 として再構成すること。そのためにも対象となる場 所にふさわしい音を選定・創造する為の理論的な立脚点を構築する必要があ る最近特に進歩したデジタル情報技術を活用し、そこに土木、(風土分析)、 建築工学における設計システムとサウンドスケープとを融合したサウンドシ ステムを研究開発し、音という目に見えない情報をデジタルコンテンツとし て社会に受け入れられるものとする。そして社会に優しく受け入れられる環 境を創造することが目的である。
(注:サウンドスケープ  ランドスケープ=景観に対して、音の景観を表す。)
音、音楽、は人の情緒や感性を飛び越え、デジタル技術の波に押し流されようとしている。 しかし音の世界において絶対に忘れていけない事実がある。 それはコンピューター技術が如何様に進歩しようと、デジタルの技術や方式が革命的進化を遂げたとしても、音は常に最終的に、アナログの世界の手中にあることである。
様々にデータ化され、情報化された音も、世界は今後どのような進化をたどり、人はどのような付き合い方をしていけば良いのか、その答えは、聞き手である人の頭脳にコントロールされた頭脳聴覚と音の関係式がキーポイントである。まずは、自然界に発生する音を基準として「創る音」「創られた音」の良し悪しの判断基準を確立することから始まり、そしてわれわれが創り出し送り出す音が、人種を越え音を通じて全ての人々が共通認識できるための英知を音の再生空間に求める事ができるのである。   
サウンドデザイン、、、その音色を少し聞いてみてください。
サウンドデザイン概念図 ジェイプランニングが考えるサウンドデザインの流れを紹介しています。
 

現在まで行った サウンドスケープ及びサウンドデザインの一例

  「サウンドスケープKYOTO」    音の公共的空間に及ぼす影響と社会背景その作用について
  現在の京都を代表する音を2年間の調査にて選出し、南禅寺、京都駅、公設市場、桂川等16箇所の環境音を特別電話回線にてリアルタイムで送信。京都市街を眺望する瓜生山の能舞台、野外庭園にて音響装置にて再生。市内風景の音の再配置による音空間を創造。
  「サウンドスケープKYOTO-2」 
  ハイテク全盛の今日において、ローテクによる音空間の創造を試みる。 フィリッピン在中の世界的音楽家、ホセ・マセダの一般人1000人による音空間創造
  「サウンドスフィア 京都」 
  嵯峨野の竹林にての、ロルフユリウス氏によるサウンドインスタレーション。    
町家(三条通り)におけるエラー氏によるサウンドインスタレーション。
白川(三条)における鈴木昭男氏サウンドインスタレーション。
都市空間における音のあり方、音の仕掛け、その効果を研究。
  「大宮大橋 音のある橋」
 

自然環境下におけるサウンドデザインの土木、建築物の効用特に観光資源としての研究。 地域計画における観光資源創造へのサウンドデザインの可能性、現実性。

京都府道野田川大宮線奥大野バイパス開通にあたり、関連橋梁として建設された「大宮大橋」 において、風土工学とサウンドスケープ論の融合した考えのもと、橋のこころをテーマとしたサウ ンドデザイン施設の併設作業を行う。各種センサーによる情報によって、環境変化を捕らえ、その 数値量によって再現されるサウンドが、橋の喜怒哀楽を表すというシステム。
現地、丹後地方の四季、自然、祭り、文化遺産等を1年半に渡るフィールドワークにより調査、分 析。解析後、西洋的音楽理論によりそのサウンドをデジタル加工した。世界でも類を見ない試み。

  「大宮大橋 音のある橋」音源追加
 

国際的な研究発表として風土の視点に日本を代表する文化遺産としての「万葉 集」と設定。
万葉集に詠われる「鳥」をサウンドデーターとして音源に使用したサウンドデザインソフトを 制作。
1998年風土分析国際ワークショップにて成果発表。  
「第3回風土国際ワークショップ・橋とサウンドスケープデザインのありかた」